.htaccessを設定する必要が増えたので、備忘録としてまとめてみました。
.htaccess とは
.htaccess(ドット・エイチ・ティ・アクセス)
とは、Apache(アパッチ)
が使用されている環境で使用可能なディレクトリ単位のWebサーバー設定ファイルのこと。
※使えない環境もあるので確認が必要。
もう少しわかりやすくいうと、「Webサーバーの基本的な動作を、ディレクトリ単位で制御するためのファイル」のこと。
と、言われてもわかりにくいですよね。実務でよく使う「できること」についてまとめてみました。
できること
よく使う必要があるものを書き出してみました。
- Basic(ベーシック)認証
- URLの正規化
- サーバー引越しの際のリダイレクト
- ディレクトリ名変更のためのリダイレクト
- ファイル一覧表示の中止
- キャッシュの制御
- エラーページの設定
この他にもできることは多いので、必要に応じて調べて見ると楽しいです。
.htaccessの設定手順
実際にどのように設定すれば使えるのでしょうか。以下、設定の手順を簡単に紹介します。
【1】.htaccessファイルを用意
.htaccessを設定する際は、まず専用の設定ファイルを用意する必要があります。
テキストエディタで作成できます。Windowsの「メモ帳」などでもOKです。
- ファイル名は「.htaccess」にする。(.txtなどの拡張子はつけない)
- 文字コードは「UTF-8」、改行コードは「LF」にする。※通常テキストエディタでファイルを保存する際に指定します。
- 文章の最後に必ず改行を入れる
【2】.htacessファイルをサーバーにアップロード
作成した.htaccessファイルを、FTPソフトなどを使ってサーバーにアップロードします。
あとは「.htaccessファイルを、どこに設置すればよいか」「必要な記述は何か」分かれば、.htaccessを使いこなせるようになるでしょう。
注意点
FTPソフトによっては、表示されない設定になっている
「.htaccess」のように、ファイル名の先頭に「.」がつくファイルは「隠しファイル」です。
隠しファイルとは、名前の通り隠されたファイルのことで、.htaccessのようにサーバーの動作に重要な影響を及ぼすファイルが隠しファイルに設定されることがあります。
FTPソフトによっては、初期設定で隠しファイルが表示されないようになっているので、見つからないときはソフトの設定を見直してみましょう。
htaccessが動かない・エラー時
「.htaccess」ファイルはFTPソフトでアップロードすれば、すぐに機能が有効となります。
もし、アップロードを間違えた場合、アップロードした瞬間から、サーバーエラー(Internal Server Error)などが発生することがありますので、注意が必要です。
まとめ
.htaccessの設定が分かれば、パスワードやIPアドレスによるアクセス制限や、アクセスの転送(リダイレクト)といった便利な設定を様々行うことができます。
最初は、少し難しく感じるかもしれないですが、できると任せてもらえる作業が増えるので、頑張って覚えて損はないです。
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